昭和31年 勤め人片倉政幸の日記

亡くなった父親が昭和31年に書いた日記を再録します。娘からの感想もふくめて、ある時代のある家族の記録として残します

6月27日(水)

 今日は居残がないかと思つてあきらめてゐたら

代務四人で居残りになる。井上氏と二人で

三号ポン前スキーム。

 

 娘から

 少しでもチャンスがあれば残業や代務に滑り込もうとしている。稼ぎたい気持ちはわかるが子供が生れる直前なのにこんなに無理して体は大丈夫なのか。会社はもっと基本給を上げるべきではないだろうか。このあたり令和の現代でもさして変わってないように思える。ワークライフバランスが重要だ、と父のようによくわかりもしないのに言ってみようか。